形の悪い土地・間口の狭い土地は評価が下がる|土地の補正率の種類

相続税の土地評価では、奥行・不整形・間口狭小・がけ地・無道路地など土地の形状や条件に応じた補正率で評価を下げます。主な補正の種類と、現地・役所調査の重要性を解説します。

路線価は「道路に面した標準的な形の土地」を前提にした価格です。実際の土地は形や条件がさまざまなので、路線価にさまざまな補正率をかけて評価します。補正を正しく適用するかどうかで、評価額が1〜3割変わることがあります。

主な補正

  • 奥行価格補正:奥行が短すぎる・長すぎる土地は使いにくいため減額
  • 不整形地補正:三角形や台形、旗竿地など、整形でない土地を減額(最大40%程度)
  • 間口狭小補正・奥行長大補正:道路に接する幅が狭い、細長い土地を減額
  • がけ地補正:敷地内に崖や急な斜面がある場合
  • 無道路地:道路に接していない土地は大幅に減額
  • セットバック:建築基準法の道路幅員を満たすため後退が必要な部分は70%減額
  • 都市計画道路予定地:将来道路になる部分は減額
  • 高圧線下:建築制限の内容により30%または50%減額
  • 土壌汚染・埋蔵文化財包蔵地:浄化費用や調査費用相当を考慮
  • 騒音・臭気・墓地隣接など:利用価値が著しく低下していれば10%減額

現地と役所の調査が欠かせない

これらの減額要因は、登記簿や公図だけでは分かりません。現地で形状・高低差・周辺環境を確認し、役所で都市計画・道路・建築制限を調べて初めて判断できます。相続専門の税理士は、この調査を申告書作成の一部として行います。

※この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の事案に対する税務判断ではありません。実際の取り扱いは財産の内容や分割の仕方によって変わります。

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