相続税の計算の流れを5ステップで解説(総額を出してから按分する仕組み)

相続税は「遺産総額→基礎控除→法定相続分で按分して税率をかける→合計→実際の取得割合で配分」という独特の流れで計算します。各ステップを数字の例で解説します。

相続税は、相続人それぞれがもらった財産に直接税率をかけるのではなく、いったん家族全体の税額を計算してから各人に配分する仕組みです。流れを押さえると、シミュレーションの結果も理解しやすくなります。

ステップ1:課税価格の合計を出す

現金・預貯金・不動産・有価証券・生命保険金(非課税枠を引いた後)などを合計し、借入金や葬式費用を差し引きます。相続開始前の一定期間内の贈与も加えます。

ステップ2:基礎控除を引く

合計から「3,000万円+600万円×法定相続人の数」を引きます。残りが「課税遺産総額」です。ゼロ以下なら相続税はかかりません。

ステップ3:法定相続分で分けたと仮定して税率をかける

課税遺産総額を法定相続分どおりに分けたと仮定し、各人の取得額に税率(10%〜55%)をかけて、それぞれの税額を計算します。

ステップ4:合計して「相続税の総額」を出す

各人の税額を合計したものが、この相続全体でかかる相続税の総額です。誰がどう分けても、総額は変わりません。

ステップ5:実際の取得割合で配分し、控除を適用する

総額を、実際に財産を取得した割合で各人に配分します。そのうえで配偶者の税額軽減・未成年者控除などを引き、2割加算の対象者には加算します。

実際には財産評価の部分がもっとも手間がかかります。概算の目安は相続税シミュレーションで確認できます。

※この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の事案に対する税務判断ではありません。実際の取り扱いは財産の内容や分割の仕方によって変わります。

ご自身のケースではどうなるか、無料相談で確認できます。

初回相談は無料。ご契約まで費用はかかりません。相続税額の目安はシミュレーションでもその場で確認できます。

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