相続税申告は税理士によって経験の差が大きい分野です。初回面談で具体的な質問をして、具体的な答えが返ってくるかを見れば、相続に強いかどうかはかなり分かります。聞いておきたい10の質問と、答えの読み方をまとめました。
初回面談で聞く10の質問
経験を確かめる質問
1. 相続税申告は年間何件くらい扱っていますか 件数を即答できれば実績の目安になります。「法人の顧問が中心で相続は年に数件」なら、評価や特例の判断に慣れていない可能性があります。
2. 担当は税理士本人ですか、それとも職員ですか 職員が担当でも問題ありませんが、申告書の最終確認を誰がするか、面談に税理士が同席するかを聞いておきます。
3. 税務調査の立会いの経験はありますか 調査でどんな点が指摘されやすいかを具体的に話せる税理士は、申告の段階でその対策をしています。
作業の中身を確かめる質問
4. 土地は現地と役所を調べますか 「路線価に面積を掛けるだけ」では評価が高くなりがちです。不整形地の補正、道路との高低差、都市計画道路の予定地など、減額要因の例を挙げられるかを見ます。
5. 通帳は何年分確認しますか 名義預金や生前贈与の確認のため、相続開始前の数年分を見るのが一般的です。「残高証明書だけで十分」という答えは注意が要ります。
6. 二次相続まで含めた分け方の試算をしますか 配偶者の税額軽減を最大限使うと、次の相続で税額が増えることがあります。複数の分け方で合計の税額を試算してくれるかを確認します。
7. 書面添付制度は使えますか 税理士法33条の2の書面添付は、調査の前に税理士が意見を述べる制度です。対応の可否と費用(当センターでは80,000円、税込88,000円)を聞きます。
費用と進め方を確かめる質問
8. 報酬の総額はいくらで、何が含まれますか 基本報酬だけでなく、土地・相続人などの加算を足した総額と、増える条件を書面でもらえるかを確認します。当センターの料金は料金表で公開しています。
9. 申告までのスケジュールはどうなりますか 依頼から申告まで3〜6か月が目安です。申告期限(10か月)から逆算して、書類の提出期限や分割の決定時期を示せるかを見ます。
10. 司法書士や弁護士との連携はありますか 相続登記や遺産分割の争いが出たときに紹介できる体制があるかを確認します。
答えの読み方
| 答え方 | 読み方 |
|---|---|
| 数字や手順を具体的に説明する | 経験がある |
| 「ケースによります」で終わる | 具体例を追加で聞く |
| 費用の総額を示さない | 増える条件を書面で求める |
まとめ
10の質問に具体的に答えられる税理士なら、相続税申告を安心して任せられます。当センターは無料相談でこれらのご質問にすべてお答えしていますので、見極めの材料としてご利用ください。
※この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の事案に対する税務判断ではありません。実際の取り扱いは財産の内容や分割の仕方によって変わります。